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このページでは広告の裏面に記載した下記の英文和訳問題の解説を行います。広告をご覧になっていない方はこちらから。
問1
The cat has the advantage of us: its large eyes enable it to find its way where to duller vision all is utter darkness. ※find one's way : 正しい道が分かる

問2
According to the relative positions of earth, sun, and moon, the last named turns toward us at certain times the whole of its bright half, and then the moon is full.


単語は全て、その意味と使い方が決まっていますので、英文を正しく読むためにはそのきまりに従わなければいけません。これは当たり前のことのようですが実際は多くの学生がきまりを無視して読んでいるのです。さらに困ったことに本人にはきまりを無視しているという意識がありません。単語の意味さえ分かれば使い方は分かっていると思うのです。しかしそこで分かっているのは実は訳語の日本語の使い方であって、英語の使い方ではないのです。こうして単語の使い方を知らずに英文を読もうとすると、それは時間のかかる大雑把な推測に終わってしまいます。では以上のことを踏まえて解説していきます。


its large eyes enable it to find its wayを「大きな目は猫に正しい道が分かるのを可能にします」と読んできて、whereを見ます。whereはSVを中心とするかたまりをつくる語です。whereがつくるかたまりは、名詞節、疑問節、関係節、副詞節のいずれかで、それぞれ意味と使い方が決まっています。使い方が決まっているとは、どの節が前のどの語(品詞)につながるかが決まっているということです。 このきまりを踏まえると、ここでは副詞節でしか読めないことがwhereを見たときただちに分かります。whereはSVを中心とするかたまりをつくる語でしたから、where以下にSV…がくるはずだと考え、all(=S) is(=V)...darkをそのSV...で読みます。ここの訳の、「全てが闇である」に文意がつながるようにto duller vision を解釈します。このようにして、この部分が「より鈍い視力にとって」の意であることが分かります。以上から、①の訳は以下のようになります。

「猫は人間よりも優位な立場にあります。その大きな目のおかげで、劣った目にはすべてがまったくの暗闇でしかないところでも、猫には道がわかるのです。」


the last named turns でてこずる可能性があります。last, named, turnsのそれぞれに複数の意味と複数の使い方があるからです。しかしきまりを知っていればその中から文意の通る読み方を手際よく選択することができます。その結果この部分は「名前をあげられた最後のものが(全体を)向ける」と解釈できます。次のポイントは、the whole です。英語を読んでいて名詞の処理に困ったときには、対処法があります。それは、(A)「前の動詞につなげてみる」、(B)「主語で読んでみる」です。本文では(A)によって、turns ...the wholeのつながりが見えてきます。以上から、②の訳は以下のようになります。

「地球と太陽と月の位置関係から、以上列挙された最後のものがその輝く半分をそっくりわたしたちの方に向けるときがあります。そのとき月は満月になります。」